アスペおばさん

40才でアスペルガー・ADHDと診断されたおばさんのリアルなブログ

全校生徒の前で選挙演説。覚えたことを全部忘れた私。

私は社会不安障害(SAD)です。

 

中途採用で働き始めて、あまりにも緊張と不調が続くので精神科を受診したところ、社会不安障害(SAD)だと診断されました。

 

社会不安障害(SAD)はほどんど11歳~15歳に発症するそうです。

何かの失敗や不安な事がきっかけで社会不安障害(SAD)を発症します。

「自分は内気な性格だから」とか「今度こういう場面になりそうになったら回避しよう」と思っているうちに悪化していき、社会人となって逃げられない場面になってから社会不安障害(SAD)だと診断されるという流れが多いみたいです。*1

 

私の10歳ごろこんなことがありました。

その時は、割と活発な性格だった私は、生徒会の書記に立候補しました。

対抗馬の立候補者はもう一人。活発な上に子供特有の妙な自信も旺盛だった私は、(これは勝ったな)なんて思っていたんでしょうね。

ところが、もう一人の立候補の子の書いた選挙ポスターが、小学校内で大流行しました。アニメのイラストと面白いキャッチーなコメントで小学校中がそのポスターに夢中でした。

(これは負けたな)と思いつつも、担ぎ上げられた神輿からは降りられません。

立候補を辞退することもできずとうとう体育館で全校生徒の前で、暗記してきた選挙演説を発表するという、大人にとってもかなり緊張する大舞台がやってきました。

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過去にセリフの多い劇の主人公を演じたこともある私です。*2選挙演説にそんなに心配はしていませんでした。

けど、劇の時とは状況が違ってたんでしょう。頭が真っ白になり、全く言葉が出てこなくなりました。この場を上手く納めないと焦りながら、あいまいな笑みを浮かべて立ち尽くす私に、当時の担任の先生と友達が舞台下から声をかけてます。

異常事態にざわつく全校生徒たち。持ってきてもらった下書きの紙を、早く終われと早口で読む私。

この後どうやって放課後まで過ごしたのか全く思い出せません。

 

たぶんこれ以外にも、社会不安障害(SAD)になるきっかけはあったと思いますが、この思い出が一番大きいと思います。

 

封印していたこの思い出、今も私に大きな影響を与えてるんですね。

この時、医療機関に行くなどして適切な処置ができていたら、だいぶ違ってたんだろうな。

 

でもそんなこと言っても仕方ないので、今からこれからどうしていくか一生懸命考えていきたいと思います。

 

そしてこれを読んで思い当たる方は、もし医療機関を訪れてないならぜひ受診してみてください。早期発見、早期治療が良いそうです。つらい気持ちお察しします。

 

 

*1:完全に私のケースです

*2:活発だったんですねぇ